時代の逆を行く「歩きスマホの促進・サポートアプリ」のご紹介
画像出典:shutterstock

注意)本記事は歩きスマホを推奨する目的の物ではありません。

最近は駅での注意喚起も多くなった歩きスマホ。周りの通行人に迷惑をかけるだけで無く、重大な事故の原因にもなることもあるようです。

スマートフォン本体側の対策も進んでいます。先日ご紹介したとおり、ドコモからは歩きスマホを検出して警告する「あんしんモードアプリ」が提供されていますので、保護者の方はお子様のスマートフォンへの導入をご検討ください。

今回ご紹介するのはそんな時代の流れに逆行する「歩きスマホのサポートアプリ」。 本当に安全面で効果があるのか見てみましょう。

1. 歩きながらメール!

歩きながらメール!

起動すると、背面カメラの映像の上に半透明で「電話番号」「メッセージ」の入力窓が現れます。このアプリ上でSMSの送信と音声通話発信が可能で、背面カメラの映像による前方確認が出来そうですが・・・

別途透明のキーボードを導入しない限りは無意味

いざメッセージを入力しようとすると、表示されるキーボードが透明ではないため無意味でした。

公式:Google Play「歩きながらメール!」

2. 透明スクリーン

こちらも背面カメラの半透明化を使ったアプリです。

透明スクリーン

起動すると、透過度やカメラ解像度等の設定が行えます。

「スマホのあらゆる操作時に背面カメラの映像を半透明表示する」という仕様ですので、好きなアプリ+背面カメラ映像の同時表示が可能です。

メッセージ入力時も半透明

Eメール等での文字入力画面も半透明で表示されます。電話帳やゲームも問題なく動作しました。

公式:Google Play「透明スクリーン」 
さて、実際に「透明スクリーン」 を利用し、メールを打ちながら歩きスマホを行ってみました。

背面カメラ映像+Eメール作成画面

面白いアプリですが、以下が感じた問題点です。
・普段の使用姿勢だとカメラは地面が映るだけ。
・効果を得るには顔の正面に構える必要が有るが、タッチ操作が非常にやりにくい。
・カメラ越しの映像で距離感があまりつかめない。
・カメラ+他アプリ同時起動の負荷増加により、Xperia Z1でもたまに映像がカクカク。
・半透明でも視線が集中するのは操作中アプリ側で、カメラ側への注意は散漫。
結論としては安全とは程遠い使用感でした。
※付き添い有り。安全に配慮して行った検証です。決して真似しないよう注意してください。

今後の進化に期待しつつ、既存環境での歩きスマホは諦めましょう。
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