2015年冬モデル ベンチマーク&電池持ちランキングまとめ
画像出典:wall321

2015年冬モデルの各種ベンチマーク結果をまとめてご紹介します。決して「ベンチマークの結果=スマホの良し悪し」ではありませんが、処理能力を重視する方はご参考にどうぞ。

1. 2015年冬モデル CPU・メモリ性能のベンチマークランキング@Geekbench

CPU・メモリ性能のベンチマークランキング@Geekbench
画像出典:Geekbench 3

CPUおよびメモリのパフォーマンス測定アプリ「GeekBench」。ネット利用・アプリ利用等における動作の快適さの目安となります。
※スコアはGeekbench3 Multi-coreの値を採用しています。
順位 機種 CPU メモリ スコア
1 Xperia Z5
SO-01H
2.0GHz 8コア 3GB LPDDR4 4652
2 Xperia Z5
Premium
SO-03H
2.0GHz 8コア 3GB LPDDR4 4589
3 Xperia Z5
Compact
SO-02H
2.0GHz 8コア 2GB LPDDR4 4454
4 iPhone 6S 1.85GHz 2コア 2GB LPDDR4 4448
5 iPhone 6S
Plus
1.85GHz 2コア 2GB LPDDR4 4391
6 Arrows NX
F-02H
1.8GHz 6コア 3GB LPDDR3 3431
7 NEXUS5X 1.8GHz 6コア 2GB LPDDR3 3268
8 Aquos
Compact
SH-02H
1.8GHz 6コア 3GB LPDDR3 2114
9 Aquos
ZETA
SH-01H
1.8GHz 6コア 3GB LPDDR3 2024
10 Arrows Fit
F-01H
1.2GHz 4コア 2GB LPDDR3 1564
11 Galaxy
ActiveNeo
SC-01H
1.2GHz 4コア 2GB LPDDR3 1464
参考1 Windows7
laptop
2.2GHz 4コア
i7-2670QM
8GB DDR3 8548
参考2 Windows7
desktop
3.4GHz 4コア
i7-4770
16GB DDR3 13456

オクタコアCPU+LPDDR4メモリを搭載するXperia Z5シリーズが良好な結果を残しています。iPhone6s / 6sPlusも、デュアルコアCPUでありながら同等のスコアです。

参考)PCとの性能差は?

参考データとして、Windows PC 2台のGeekbench結果を表に掲載しています。

目覚ましく進化しているスマートフォンの性能ですが、最近のデスクトップPC(参考2)は勿論、約3年前のノートPC(参考1)に比べても、処理能力にはまだ大きな差があります。

2. 2015年冬モデル グラフィック性能のランキング@GFXBench

グラフィック性能のランキング@GFXBench
画像出典:GFXBench

グラフィック性能測定に特化した「GFXBench」。高画質・高解像度な動画コンテンツ再生や、3Dゲーム等の利用時における快適さと大きく関係します。
※スコアはGFXBench 3.1 Manhattan 1080p OffScreenの値を採用しています。
※Xperia Z5 Premium SO-03Hは、ベンチマークアプリでは4KではなくFullHDで動作します。 

順位 機種 GPU 解像度 スコア
1 iPhone 6S
Plus
PowerVR7 1920x1080 2415
2 iPhone 6S PowerVR7 1334x750 2329
3 XperiaZ5
Compact
SO-02H
Adreno430 1280x720 1533
4 XperiaZ5
SO-01H
Adreno430 1920x1080 1498
5 XperiaZ
Premium
SO-03H
Adreno430 3840x2160 1389
6 NEXUS5X Adreno418 1920x1080 996
7 Arrows NX
F-02H
Adreno418 2560x1440 924
8 Aquos
ZETA
SH-01H
Adreno418 1920x1080 897
9 Aquos
Compact
SH-02H
Adreno418 1920x1080 889
10 Arrows Fit
F-01H
Adreno306 1280x720 482
11 Galaxy
ActiveNeo
SC-01H
Adreno306 800x480 474
参考1 NEXUS9
2014
Tegra K1 2048x1536 2004
参考2 iPad AIR2 Apple/PVR
GXA6850
2048x1536 2452

iPhoneが他機種に大きな差をつけてトップに。NEXUS9やiPad AIR2をも超えるスコアです。

Androidスマートフォンは、搭載GPUのスペック通りの順位となっています。

3. 2015年冬モデル 総合性能ランキング@Antutuベンチマーク

総合性能ランキング@Antutuベンチマーク
画像出典:AnTuTu Benchmark

統合ベンチマークソフト「Antutuベンチマーク」。

GFXBenchやGeekbenchよりもスコアに関連する要素が幅広いため、「どういう利用シーンでの優劣に直結するか」の判断は難しいのですが、全体的な性能の目安となります。
順位 機種 SoC メモリ スコア
1 iPhone 6S
Plus
Apple A9 2GB LPDDR4 64082
2 iPhone 6S Apple A9 2GB LPDDR4 62915
3 XperiaZ5
Compact
SO-02H
Snapdragon
810
2GB LPDDR4 59607
4 XperiaZ5
Premium
SO-03H
Snapdragon
810
3GB LPDDR4 57019
5 XperiaZ5
SO-01H
Snapdragon
810
3GB LPDDR4 56431
6 NEXUS5X Snapdragon
808
2GB LPDDR3 48902
7 Arrows NX
F-02H
Snapdragon
808
3GB LPDDR3 47912
8 Aquos
Compact
SH-02H
Snapdragon
808
3GB LPDDR3 38019
9 Aquos
ZETA
SH-01H
Snapdragon
808
3GB LPDDR3 36098
10 Galaxy
ActiveNeo
SC-01H
Snapdragon
410
2GB LPDDR3 26921
11 Arrows Fit
F-01H
Snapdragon
410
2GB LPDDR3 21851
参考1 Galaxy S6
SC-05G
Exynos7420 3GB LPDDR4 71954
参考2 Xperia Z4
SO-03G
Snapdragon
810
3GB LPDDR4 49519

夏モデル Galaxy S6 SC-05Gの約72000を超えるスコアは今期モデルで出ていませんが、グラフィック性能が他機種より大幅に優れるiPhone6s / 6s Plusは統合ベンチマークでも優れた結果を残しています。

Snapdragon808搭載機種のスコアは、2015年夏モデルのSnapdragon810搭載機種「Xperia Z4」と同等となっています。ハードウェア性能自体はCPU・GPU・RAM全て劣るはずが、発熱によるパフォーマンス制限が起きにくい事が良い結果に繫がっているようです。

4. 2015年冬モデル 電池持ちランキング

2015年冬モデル 電池持ちランキング
画像出典:androidphonehub
  • バッテリー容量
  • 連続待受時間
  • ワンセグ連続視聴時間
  • 実使用時間(docomo公式)
  • 実機測定結果(GSM Arena Battery life tests)
上記項目を元に、重み付け評価を実施します。
※全項目の取得が完了していないため、ランキングは暫定版。随時修正します。
順位 機種 容量
(mAh)
連続待受
(LTE)
視聴時間
(ワンセグ)
実使用
(docomo)
実機測定
(GSM Arena)
1 Aquos
ZETA
SH-01H
3100 490h 560min 110.6h -
2 Arrows NX
F-02H
3390 540h 390min 99.6h -
3 Aquos
Compact
SH-02H
2810 460h 510min 98.8h -
4 XperiaZ5
Compact
SO-02H
2700 400h 670min 85.6h 86h
5 Arrows Fit
F-01H
2330 540h - 82.4h -
6 Galaxy
ActiveNeo
SC-01H
2200 490h 530min 81.7h -
7 iPhone6S
Plus
2915 384h - - 85h
8 XperiaZ5
SO-01H
2900 410h 420min 77.4h 73h
9 XperiaZ5
Premium
SO-03H
3430 490h 500min 77.0h 66h
10 iPhone 6S 1715 240h - - 62h
11 NEXUS5X 2700 - - - 60h

「arrows NX F-02H」や「AQUOS ZETA SH-01H」のように大容量バッテリーの機種を中心に、2015年夏モデルよりも電池持ちに優れた機種が多数存在します。

なお、ドコモの公開している『実使用時間』は、
  • 2015年夏モデル「Web閲覧、SNSアプリ、その他のアプリの利用など、1日あたり計約85分間の利用」
  • 2015年冬モデル「1日の使用時間約187分(ブラウザなど約59分、メールや電話約40分、ゲームや動画&音楽約54分、その他約34分)」
と、算出方法が変更されているため、旧機種比較の際は注意が必要です。
機種選びのための情報収集中の方は、コチラもご参考にどうぞ。
>> iPhone6s カメラ評価でXperia Z5に完敗&iPhone6から進化無し!?
>> ドコモ 2015年冬モデルスマホの詳細スペック比較表
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