iPhone5s・iPhone5c・iPhone5には、16GB・32GB・64GBと内蔵ストレージ別に3モデル(※)が存在します。価格も異なるので用途や予算に合わせて選ぶこととなりますが、「カタログの容量」と「実際にユーザーが使用できる空き容量」には大きな差があります。
※iPhone5cは16GB・32GBのみ

1.  iPhone5s 16GBモデルの空き容量について

au版iPhone5s 16GBの空き容量

こちらはau版のiPhone 5s 16GBモデルの情報画面。「16GBモデル」ですが、実際に利用可能なのは約12.9GBしかなく、各種アプリやある程度の写真が入った状態だと7GB以下にまで空き容量は減ってしまいます。

ドコモ版iPhone5s 16GBの空き容量

こちらはドコモ版のiPhone 5s 16GBモデル。au版と同じく、実際に自由に使える空き容量は7GB以下になる人が多いでしょう。

2. iPhone5c 16GBモデルの空き容量

docomo iPhone5c 16GBの空き容量

ドコモ版iPhone5c 16GBの情報画面。iPhone5cでも同様の状況です。

au iphone5c 16GBモデルの空き容量

au版のiPhone5c 16GB。下記は4機種の結果の一覧です。
  ドコモ iPhone5s ドコモ iPhone5c au iPhone5s au iPhone5c
カタログ容量 16GB 16GB 16GB 16GB
実際の使用可能容量 12.9GB 13.3GB 12.9GB 13.3GB
確認した空き領域 6.7GB 7.1GB 6.6GB 7.1GB

3. 空き容量と動画・写真保存可能量の関係

下記はBUFFALOのSD紹介ページで紹介されている「容量と動画・写真保存可能量の関係表」です。

iPhone5s・5cの空き容量と動画・写真保存可能量の関係
画像出典:BUFFALO「メモリーカードの記録枚数と時間の目安」

iPhone5sおよびiPhone5c 16GBモデルの場合、アプリや写真を限界まで減らした状態でも約13GBですので、「最高画質(1080p)での動画撮影は、合計1時間45分程度」となります。

ただ、この空き容量13GBは現実的ではなく、今回確認した端末のように「スマホの一般的な利用に必要なアプリ」が入っている状態となると、「合計1時間以下の撮影」で空き容量は無くなります。
※動画の画質にこだわらなければ、もっと長時間の撮影も可能です。
iPhone5s・iPhone5cの空き容量「動画を結構撮る人は32GBモデル以上推奨」
画像出典:Apple公式「iPhone5c 仕様」

オンラインストレージへ(iCloud)の写真移動等である程度の空き容量対策は可能ですが、microSDカードの追加が出来ないiPhone5s・iPhone5cですので、購入時の容量選びは非常に重要です。

販売数では毎回トップの16GB版 iPhone。価格の安さが魅力で、用途がシンプルな人にとってはコストパフォーマンスの高いモデルですが、iPhone5s・iPhone5cで動画をよく撮影するつもりの人には32GBモデルがおすすめです。
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