
画像出典:Desktop Wallpapers
iPhone6 / iPhone6プラスの頭脳であるA8プロセッサ。
公式にはiPhone5s等で採用されたA7プロセッサよりも25%高い性能とされていますが、実際はどの程度なのでしょうか?今回は、実機のベンチマークによる結果をご紹介します。
なお、一つのベンチマーク結果だけで性能の優劣は判断出来ませんので、ベンチマークスコアを比較する際は「どういう条件で何の能力を測っているのか」に注意しましょう。
1. iPhone6 / iPhone6プラス CPUの演算能力比較(Geekbench 3)
ベンチマークアプリ「Geekbench3」では、グラフィックを除く処理能力測定が可能です。まずは、写真表示の様な軽い負荷を想定した『シングルコア動作時』の結果です。

画像出典:GeekBench3
CPUコアが2つのiPhone6に対し、4つコアを持つXperia Z2・GALAXY S5は1/4の性能しか発揮できない条件ですので、妥当な結果でしょう。
次に、ムービー編集のような重たい動作時の快適さと関係する『マルチコア動作時』の結果です。

画像出典:GeekBench3
少なくともマルチコア動作時はクアッドコアのXperia Z2・GALAXY S5が有利と思われましたが、結果はiPhone6 / iPhone6プラスの方が若干優秀な結果となりました。
2. iPhone6 / iPhone6プラスのグラフィック性能比較(GFX Bench 3.0)

画像出典:GFXBench 3.0
ベンチマークアプリ「GFX Bench 3.0」では、グラフィック処理能力の測定が可能です。
ネット利用・電話・メールあたりがメインの人にとってはあまり関係の無い部分ですが、最新ゲームのような重たいアプリを使う人にとっては重要なポイントと言えます。
項目\機種 | iPhone6 | iPhone6プラス | iPhone5s | Xperia Z2 | GALAXYS5 |
Manhattan | 1850 | 1929 | 1510 | 771 | 726 |
T-Rex | 2864 | 2930 | 2271 | 1622 | 1560 |
Alpha Blending | 7658 | 7750 | 5862 | 7436 | 7277 |
Fill | 3414 | 3758 | 2673 | 4099 | 4165 |
3Dゲーム等で重要となる「Manhattam」「T-Rex」のスコアは、iPhone6 / iPhone6プラスが優位な結果となっています。一方、「Alpha Blending」「Fill」といった2DのテストではAndroidの2機種が同等以上の結果となりました。

画像出典:dobreprogramy
以上、「1.4GHz デュアルコア」とスペック上は最新のAndroidスマートフォンに見劣りするiPhone6&iPhone6プラスでしたが、実際のパフォーマンスはかなり優秀と言えそうです。
もう一点「長時間利用時(温度上昇時)のパフォーマンス低下」を比較したかったのですが、使用するAnTuTuベンチマークのiOS8環境動作が不安定だったので、また後日ご紹介します。
iPhone6 vs 最新Androidについて、その他の機能・性能面の差は過去記事をご参照ください。
参考)「Xperia Z3とiPhone6の比較」おすすめのスマホは?
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