
画像出典:Huawei Ascend Mate7
ファーウェイがSIMフリースマートフォン「Ascend Mate7(アセンドメイトセブン)」を発表しました。
比較的性能は控えめで安価なモデルが多かったAscendシリーズですが、今回はかなりのハイスペックモデルの模様。主要スペックについて、2014年冬モデルの「Xperia Z3 SO-01G」「ARROWS NX F-02G」と比べて見ました。
1. 「Ascend Mate7」と「Xperia Z3 SO-01G」「ARROWS NX F-02G」の比較
項目\機種 | Ascend Mate7 | ARROWS NX F-02G | Xperia Z3 SO-01G |
OS | Android 4.4 | Android 4.4 | Android 4.4 |
ディスプレイ | 約6.0インチ | 約5.2インチ | 約5.2インチ |
画面解像度 | 1920x1080ドット | 2560x1440ドット | 1920x1080ドット |
CPU | Hisilicon Kirin 925 1.8GHz クアッドコア +1.3GHz クアッドコア |
Snapdragon 801 2.3GHz クアッドコア |
Snapdragon 801 2.5GHz クアッドコア |
GPU | Mali-T628MP6 | Adreno 330 | Adreno 330 |
RAM | 2GB | 3GB | 3GB |
内蔵ストレージ | 16GB | 32GB | 32GB |
アウトカメラ画素数 | 約1300万画素 | 約2070万画素 | 約2070万画素 |
最大録画サイズ | FullHD | 4K | 4K |
インカメラ画素数 | 約500万画素 | 約210万画素 | 約210万画素 |
バッテリー容量 | 4100mAh | 3500mAh | 3100mAh |
無線LAN(Wi-Fi) | 11a/b/g/n | 11a/b/g/n/ac | 11a/b/g/n/ac |
microSD | 〇 | 〇 | 〇 |
指紋センサー | 〇 | 〇 | × |
防水 | × | 〇 | 〇 |
寸法 | 157 x 81 x 7.9 mm | 145 x 74 x 9.5 mm | 146 x 72 x 7.3 mm |
重量 | 185g | 168g | 152g |
カタログスペックで見る基本性能は、ドコモのハイスペックモデルに全く見劣りしません。
また、画面サイズやバッテリー容量の割にコンパクトな本体です。特にサイドのベゼルが非常に細く、6インチスマートフォンでありながら、5.6インチのGALAXY Note Edgeと変わらない本体幅となっています。
2. Ascend Mate7 オクタコアCPUの性能は?

オクタコア(CPUのコアが8個) と言っても、Ascend Mate7では常時8個のコアが稼働するわけではありません。発売中の機種で言えばGALAXY Tab Sと同じ仕組みで、
・パフォーマンス重視の1.8GHz クアッドコアを切り替えながら動作します。実際の性能はどの程度なのでしょうか?
・省電力に優れた1.3GHz クアッドコア
■Hisilicon Kirin 925のAntutuベンチマークスコア

画像出典:HuaweiNews
Antutuベンチマークのスコアは37363。丁度Snapdragon805と801の間という結果となりました。
国内キャリアの2014年秋冬モデルと比べるなら、「GALAXY Note Edge(SC-01G、SCL24)」以外であれば、どのスマートフォンよりも高いパフォーマンスとなります。
■Hisilicon Kirin 925のGeekbenchスコア

画像出典:Geekbench 3.0
Geekbenchのスコアは3360(マルチコア)。
XPERIA Z3が2661(マルチコア)でGALAXY Note Edgeが3193でしたので、こちらはHisilicon Kirin 925がSnapdragon805をも上回る結果となりました。
参考)XPERIA Z3のベンチマーク結果比較

画像出典:Huawei Ascend Mate7
非防水・テレビ無し等、機能面では比較的シンプルな機種ですが、画面サイズ・CPU性能・バッテリー容量あたりを重視する人にとっては、今年最強のスマートフォンになるかもしれません。指紋センサーやインカメラ性能も魅力的です。
発売日は2014年12月の予定です(価格はオープン)。
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コメント
Ascend D2とか全然売れなかったから、日本のキャリア向けでは出したくないのかな。
ドコモ端末だとテザリングがspモードに固定されるためmoperaとMVNOでテザリング出来ないのを考えるとSIMフリーで出したほうが需要があると考えたかもしれません。
あと余計な機能やアプリを付けたくないと避けた可能性も。
「この価格でこの性能!」と高評価のMATE7で、唯一の弱点が2GBしかないメモリ。
しかし、プリンストールソフトが最低限なおかげで、充分に空があり重くなったりしません。
この点から見ても、キャリアから出てなくて大正解!
逆に、(海外ですでにある)メモリ3GB版を、高い値段でキャリアから出されても意味がないですし。
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